トスカーナ・ロマネスク様式の傑作!アレッツォ県グロピナの教会

ロ―ロ・チュッフェンナの旧市街から約2キロ、山の中の集落にあるロマネスク様式の教会です。集落に入る前に右側に小さな駐車場があり、そこに車をおいてオリーブの木に囲まれた中を歩いて行きます。するとほどなく、緑の中に石造りの建物が・・・右奥がその教会、サン・ピエトロ教会です。

トスカーナにはサンタンティモ修道院、そして小さな所ではコルシニャーノ教区教会など、たくさんのロマネスク様式の教会が残っていますが、このサン・ピエトロ教会は、そのうちでも「最高峰の1つ」とされています。私は数年前に友人のFB投稿からその存在を知り、写真を見て感動し「いつか行ってみたい!!」と思っていたのです・・・それが、この後陣。

教会は三身廊からなり、彫刻の立派な柱とアーチによって分かれています。そのアーチと柱が後陣にも・・・これってそのために後陣の奥行を深くして、手前に柱とアーチを作って立体的にしてるんですよね。これが1000年以上前の建立とは信じられないくらい、とても美しく保存されています。ファサートの扉の横木にはおそらく改修された年=1422、メディチ家のレオ10世の紋章下の横木には1522年の年が刻まれており、この教会が生きてきた歴史が感じられます。

全体像を見たら、柱上の彫刻にも注目してみましょう。入って左側の柱は新旧の聖書について、右側の柱は初期キリスト教・エトルリア文化・東洋芸術からイスピレーションを受けたテーマとなっています。そして、右側にあるのが13世紀頃の説教壇。ねじりの入った柱は、後陣外側と同じデザインになっています。

サンタンティモ修道院もそうなのですが、この時代この様式の彫刻ってなんかプリミティブで、シュールで面白い。そして豪奢できらびやかな装飾は何もないこの空間では、キリスト教徒でなくとも清らかな気持ちになれるのです。

内部をじっくり見学したら、祭壇の左横にあるドアから外に出ましょう。教会の後ろには小さなお庭があり、今度はこの後陣を後ろから眺めることができるのです。

ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報

【公式サイト】
La Pieve di Gropina

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