トスカーナのグランドキャニオン、モナリザの背景にも描かれた「バルツェ」

フィレンツェから南東に車に1時間弱、フィレンツツェ県とアレッツォ県の県境に広がるアルノ渓谷。この緑に囲まれた渓谷の中に、時折見える特異な景観、それが BALZE です。元々バルツェは断崖絶壁という意味で、アルノ渓谷のバルツェの他、トスカーナではヴォルテッラ近くの絶壁もバルツェと呼ばれています。アルノ渓谷のバルツェは、200万年前の湖が沈没し、その堆積物が風や太陽にさらされながら形作られていったもの。まさに自然と時間が作り出した芸術と言えます。

アルノ渓谷のバルツェは、広いエリアに広がっており、保護エリア内に入るだけでも、車窓から時折こんな風景が顔を出します。

保護エリアではトレッキングコースも整備されていますが、今回は車だけで行ける絶景ポイントを地元イタリア人のブログを参照し、3カ所選んで行ってみました。そのうちの1つが、このファエッラ。ブログに書いていた通り、ファエッラの墓地駐車場前から見られるものがこの写真です。

ちょうど白い花=レースフラワーが咲いていてとてもキレイ。ここでは動画も撮ってみました。

そしてもう1つが、そこから車で10分ほど行ったピアントラヴィ―ニェ。これはこの小さな集落に入る直前、右側にこんな景色が広がってきて、慌ててストップ!

肉眼で見るともっと壮観で、感動的・・・下にはオリーブ畑も広がり、オイルで有名なこの地域ならではの風景となっています。

こんな断崖絶壁を、どこかで見たことはないですか?なんと、あのレオナルド・ダ・ヴィンチもこの景観に感動し、そしてあの「モナリザ」の背景にバルツェを描き込んだとされています。ダ・ヴィンチにも影響を与えたこのバルツェ、この地方を周る際、また通る際だけでも、少しだけ寄り道して見てみて下さいね!

基本情報

【バルツェ自然保護エリア】
Area Naturale Protetta di Interesse Locale di Balze

下の地図の緑の部分が保護エリア、範囲は広くパノラマポイントはいくつかあります。今回行けたのはFAELLAとPIANTRAVIGNEで、もう1つのOSTINAという村は道路閉鎖の為たどり着けず。トレッキングを兼ねて行けばもっと間近で見ることもできるので、秋にトレッキングで行く予定です~また更新しますね。

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