モンテ・アルジェンタリオの入り口、潟に抱かれた細長い村「オルベテッロ」

トスカーナ南部・マレンマ地方、モンテ・アルジェンタリオと本土をつなぐ砂州は三本あり、その真ん中の細長い地にあるのがオルベテッロです。普段の記事ではグーグルマップは最後に載せるんですが、オルベテッロは最初にも・・・こんな変わった地形にあるのが、お分かりいただけますか?元々は島だったモンテ・アルジェンタリオ、それを本土につないだこれらの砂州によりオルベテッロ潟ができ、オルベテッロの町がある中央の砂州によりポネンテ潟とレヴァンテ潟に分かれています。

オルベテッロにズームすると分かって頂けると思うのですが、運河によって、町は左右2つに区画されています。右側が最近のマンションやスーパーなどがある、いわゆる「新市街」。運河から少し行ったところにあるTOP写真の城塞門を抜けると左側・「旧市街」に入り、昔ながらの町並みに市役所や教会があります。

城壁の門をくぐると大きな広場に出て、最寄り駅とモンテ・アルジェンタリオをつなぐバスのバス停もあります。これ以降、旧市街の中にはバスは通らず迂回するので、オルベテッロの旧市街を散策される方はここか、次のバス停(旧市街のここと反対側)で下車しましょう。この広場からは向こうは路地が多く、小さな村好きの方がワクワクするシーンにたくさん出会えます。

とはいえ、トスカーナでも海が特に美しいマレンマ地方、リゾートのモンテ・アルジェンタリオのふもとにあるので、メインストリートは商店がならび、華やかな雰囲気。夏だと観光客も多く、レストランなどの飲食店はもちろん、夜までたくさんのお店が開いています。素敵な雑貨屋さんが多くて、特に女性は楽しいはず!

中心になる広場にあるのはポデスタ宮。爽やかな黄色で可愛らしい建物ですが、17世紀のスペイン統治時代に総督が住んでいた建物だったそうです。広場にはカフェのテーブルがいっぱい出ていています。

一方、こちらは旧市街の西の端に近い所にある、町のドゥオモ、サンタ・マリア・アッスンタ教会。市役所広場からはほんの数分ですが、観光客よりも地元民の方が多く、穏やかな空気が流れています。教会の歴史は古く、元々は5世紀に建てられたローマ時代の教会の遺構に建てられた教会で、13世紀以降に拡張と装飾が加えられ、現在に至ります。ファサートはバラ窓と精巧な彫刻で飾られ、一方、中は海を彷彿させる白と水色の色調になっています。

教会から更に西へ向かうと、そこは海・・・いや、潟。そこにぽっこり浮かんでいるのが、「スペインの水車」。元々はシエナ統治時代に小麦を挽く目的で建てられたもので、その後のスペイン統治時代に再建されたことから、スペインの水車と呼ばれています。当初はオルベテッロ潟に水車は9台あったそうですが、現存するのはこの1台だけだそうです。

メインストリート以外、特に教会に近いエリアは可愛らしい路地、お宅を見つけることができます。

こちらは水道管など水周りの工事士さんの事務所?なんですが、古めかしい建物とレトロな文字が味わい深いですね。

オルベテッロ・スカーロ駅はローマから約2時間、モンテ・アルジェンタリオやジッリオ島、タルモーネなど、海側マレンマを周る拠点におススメの町ですよ。

ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報

【観光協会】
Pro Loco Orbetello

【行き方】
フィレンツェからピサ乗り換えでオルベテッローモンテ・アルジェンタリオ駅まで3時間半、ローマ・テルミニ駅から直通で約1時間50分。電車の乗り方などは こちら を参照してください。オルベテッローモンテ・アルジェンタリオ駅からは旧市街入口まではTiemme社のバスLINEA01(駅⇔旧市街⇔ポルト・サント・ステーファノ)、02(駅⇔旧市街⇔ポルト・エルコレ)で約5分。
バスの時刻表はこちら、乗り方などは こちら を参照してください。

人気ブログランキングへ
イタリア情報ブログランキング

関連記事

  1. 映画「トスカーナの休日」の舞台、コルトーナ

  2. ジッリオ島の高みにたつ古の美しき村、カステッロ

  3. ロマネスク様式のファサートのない教会、ソヴァーナのドゥオモ

  4. ルッカ北部の中心的な村、カステル・ヌォーヴォ・ディ・ガルファニャーナ

  5. 次男と2人、夜のピティリアーノデート

  6. フィレンツェから直通電車で25分!「プラート」にふらりと出かけてみよう!

Copyrighted Image