ボルゲリの革新精神を受け継ぎ発展し続ける、「レ・マッキオーレ」

「スーパー・タスカン(スーパー・トスカーナ)」の聖地であるボルゲリ。その名を世界にとどろかせたサッシカイアのテヌータ・サングイードの後を追うように、1977年にグラッタマッコ、1981年にオルネッライア、そして今回紹介する「レ・マッキオーレ」が1983年に創業。前者3つは三大ボルゲリと呼ばれ、また創業者は貴族家系の大手ですが、この3つと肩を並べる評価を受けるレ・マッキオーレは、ただのワイン農家兼レストラン経営の家に育ったエウジェニオ・カンポルミ氏が創業した小規模なワイナリーです。サッシカイアで新しいワインの気運が高まる中、21才のエウジェニオさんは、父親を説得し、数ヘクタールの家族の所有地を売り、元々あった所有地より少し内陸にワイン用の土地を購入することに成功しました。

その畑が、今もセラーの脇に残っています。購入当時は果樹などがあり、ブドウ畑が一面広がる今とは、全く違う風景だったとか。その後、植えるブドウの品種を実験し、試行錯誤しながら4年後の1987年にワインデビュー(現在はないラベル)。その2年後の1989年に現在でも生産の大半を占めるボルゲリ・ロッソを発売、その後も畑を拡張し、2002年からは有機栽培に切り替え、現在は全5銘柄のワインをそろえます。

しかし、それまでの努力が結果を出し始めた2002年、エウジェニオさんは他界。残された奥様のチンツィアさんは、彼の意志を引き継ぎ、若い才能ある人を採用してワイナリーを牽引し続けています。事務所の側面に描かれたこ壁画は、近年チンツィアさんがアーティストに依頼して完成させたもの~トスカーナ、ボルゲリ、そしてこのワイナリーを表すいろんなアイテムが描かれています。ブドウのつる、ボルゲリの風景、そしてエウジェニオさんの愛車のチンクエチェント。一番大きく中央に描かれたのは、ドラクロワの名画「民衆を導く自由の女神」・・・これはボルゲリのワイナリー、このレ・マッキオーレが、フランス種のブドウを使って革命を起こすぞ、という皮肉も込めた、そして彼らの意気込みをひしひし感じる絵になっています。

見学は、こんなワイナリーの歴史からブドウ畑と続き、ワイナリー内部へ。一次発酵~マセレーションはセメントとスティールを使用、銘柄によって使用するマテリアルや日数が異なります。

その後は、こちらも銘柄ごとに大きさや木の酒類、年数の違う樽に入れ替えられ、熟成されます。

テイスティングは試飲する本数により、3コース。この時は、白以外の4種類をテイスティングしたのですが、このワイナリーが扱う全ての赤ブドウを使用したボルゲリ・ロッソ、そしてこのワイナリーの特徴でもある「単一品種100%」ワインであるパレオ(カベルネフラン)、スクーリオ(シラー)、メッソーリオ(メルロー)。この日まで、サンジョヴェ―ゼ以外は100%単一品種ワインを飲んだことがなかったので、ブドウの違いだけでこれだけの味の違いが出ることに驚きました!この後、他のワイナリーでも100%単一品種ワインを飲む機会にも恵まれましたが、同品種でも環境や作り方が違うと、また全然違うのにも驚き・・・いやぁ、ワインってホント奥が深いです。

ブドウ畑にあるこの額はチンツィアさんのプロジェクトで、ワイナリーに1つ、ボルゲリの町に1つ、カスタニェート・カルドゥッチに1つの計5つが設置されています。壁画にも描かれた、イタリア人で初のノーベル文学賞を受賞したジョズエ・カルドゥッチが愛した、このゾーンの風景を愛しんで欲しいとの願いから。この地を愛し、そしてこの地が生むワインを愛してやまない、ワイナリーの情熱がひしひしと伝わってきます。

ギャラリー(クリックすると拡大します)
フィレンツェ発着・通訳アテンド付き1日ハイヤーツアー

【モデルプラン=お2人参加の1人料金・350ユーロ】
8時半  :フィレンツェ出発
11時   :スヴェレート散策
12時    :ベルヴェデーレ、ランチ&散策
14時半 :レ・マッキオーレ・ワイナリー見学&テイスティング
18時半  :フィレンツェ着
※ワイン2本テイスティングの場合、またランチ代は含まれておりません。

上記の場所の代わりに、カンピリア・マリッティママッサ・マリッティマ、ボルゲリの他のワイナリーなどとの組み合わせも可能です(組み合わせにより、価格が変動します)。プラン変更、2名以上、フィレンツェ以外の発着地、通訳なしなどの場合、お問合せ下さい。

お問合せ&お申し込みは、こちら

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