私が混乱した「トスカーナ弁」その2~非人称のトスカーナ的な使い方

「COSOとCOSARE」に続く第二弾は、これぞトスカーナの話し言葉の王道!?そしてちょうどイタリア語中級くらいの方(まさに当時の私)にはめちゃくちゃ混乱する言い方です(笑)。イタリア語では、「イタリアでははパスタをよく食べる = In Italia si magia spesso la pasta」とか、一般的なことを言う時に使うのが非人称=3人称単数現在形の動詞の前にSI をつける言い方があります。が、トスカーナでは、非人称でなく違う使い方をめっちゃ頻繁にふっつーに使うのです。

まさにそれを学校で習っている時、出かける準備してるとダンナ(当時彼氏)に

「Si va?」

と言われ、頭がグルグルグルグル・・・まず、「シヴァ」なんて単語あったっけ?と考えてみたもののそんなもんないし、えええ、何?と聞き返したら、「Si va?…andiamo!? = 行こうか?」・・・う、うん、行こう、行こう・・・で、シヴァは一体何なん?と聞くと、「Andiamo (andare = 行く、の一人称複数=私たちの活用)のことだよ」え、そういう、1つの単語があんの!?「違う違う!」、じゃあ、何――!?「Si に andare の va  (三人称単数の活用を)だよ」え?それは非人称でしょ?なんで私たちなのにそうなるの?「そう言うんだよ、トスカーナでは!」・・・ま、何でと言われても、方言なんてそんなもんなんでしょうが、文法的にはなんて意味不明な言い方なんでしょうか!?

ただし、全部の「私たち」の文に非人称が使われるわけではありません。いくつかの動詞において言い回しとして定着している、といった感じでしょうか。よく使うのは Si va を始めとした移動系(Si parte = 出発する, Si torna = 帰る)、飲食系(Si mangia = 食べる、Si beve = 飲む)、遊ぶ(Si gioca)、買う(Si compra)など・・・くらいかなぁ。そして、更にややこしいのに、よく使うのが再帰動詞の一人称複数にも、このトスカーナ弁法則を適応します。例えば・・・

「Ci si vede!」

標準イタリア語なら、「Ci vediamo! = またね(また会おうね)」のこと。ね、なんのこっちゃサッパリ分からんでしょ。これはたくさんはないですが、他によく使う言い方としては、Ci si sente(連絡取り合う)、これなんて頻繁に会ったり話したりする人とは「じゃあ、チーシー(ci si sente=連絡取り合おう)ね!」とか短縮までしちゃう(笑)。

この非人称トスカーナ的言い回しが普通に使えたら、あなたも立派なトスカーナ人!でも他の州で使ってしまうと、「何言ってんだコイツ」と思われかねませんので、ご注意を~!

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