オルチャ渓谷と一言で言っても、どこへ行く?初めて来られる方から聞かれたら、やっぱり“王道”のピエンツァだと思います。オルチャ渓谷が世界遺産に指定されるもっと前から単独で世界遺産に認定されただけあって、本当に小さい村ながらも見所もあり、路地の散策、そしてオルチャの絶景も。 ばーちゃん村 から車で30分ほどなので、仕事とプライベートで10回以上は訪れていても、また訪れたくなります。今回の紹介は、2014年春に行った時の様子です。
幸い天気にも恵まれ、車窓からもオルチャの春の景色を堪能し・・・

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そして丘の上にピエンツァが見えてきました。

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ちょうど町の下に駐車場所を発見、大聖堂の真下でアーチをくぐって坂道を登っていくと、そこが ピオ2世広場 。この広場の名前にもなっている、この町出身の ピオ2世 は、シエナのドゥオモの図書室や、ここピエンツァの大聖堂右横にあるお屋敷のオーナー、 ピッコリーミニ家の出身。

 

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1458年に教皇に選出。翌年、元々コルシャーノという名前のこの町を、建築家に “理想都市” に作り変えるに命じた:それがピエンツァ なのです。

さて、大聖堂に入るとこんな感じ。こんな小さな町の割には大きな大聖堂ですが、割と簡素な造りとなっています。

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それから大聖堂の左側から町の外周道へ入り、左へ・・・外のパノラマに向かってベンチがあるので、ここで贅沢な一休み。

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太陽もサンサン~♪

さて、この道に出てくる路地の名前ですが、

 

 ← が幸運の道

 

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← が愛の道!

なんだか恋人や親しい人と時を過ごすのにピッタリな場所!
だと思いませんか?

そして、ここから見るパノラマというのが・・・
これぞ オルチャ渓谷の絶景!

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前の山がアミアータ山で、ばーちゃんの村はこの中腹にあります。
写真でも十分美しいですが、この雄大な景色は絶対その目で見ていただきたいです!

小さい町だから迷わないので思うままに路地を歩くと、あちこちで絵になるシーンに出会えます。

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そして再度ピオ2世広場に戻ってきました。

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大聖堂を背にして右前に見えるロッジアがキレイな建物は、なんと 市庁舎 。こんな歴史的な建物が市役所って本当にイタリアらしい。

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このロッジアの下には、 ユネスコ世界遺産登録(1996年)のプレート があり、ルネサンス人文主義を初めて適応させた町、などの登録の理由が書かれています。

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市庁舎のななめ向かいを見ると、今まで開いてるの見たことがなかった ピッコローミニ宮殿 が開いているので少しだけ入ってみると、こんな立派な中庭が・・・

今回は時間がなかったので中には入りませんでしたが、 日本語のオーディオガイド もあるそうです。宮殿のサイトは こちら 。今度はここも入ってみたいな。

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それからピオ2世広場を背にしてピッコローミニ宮殿の角を左折してメイン通りへ、すぐ左手にある小さな教会、ここも入ったことなかったけど開いていたので入ってみました!

教会の名前は サンフランチェスコ教会 。清貧の聖人・フランチェスコの名前の教会はアッシジが有名ですが、あちこちにああります。1200年代に建てられたプリミティブな教会は中の装飾もほとんどなく、祭壇は石を切り倒したもの、朗読をする聖書を立てる台はいばらの形をした鉄製。

 

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祭壇右側にはこれまたひっそりとした 礼拝堂 。この日はイースター翌日の祝日で、友人と過ごす習慣もあるので観光客に加えてイタリア人もたくさんいてにぎやかだったけど、 ここだけは別世界 のようでした。

ちなみにこの教会の右側には、大型ホテルチェーンのルレになっており、教会の中庭を使ったカフェがあります。

 

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そこからすぐ先は もわ~と結構強烈な匂い が・・・そうそう、両脇に対抗するかように、 ピエンツァの名産であるペコリーノ(羊のミルクで作った)チーズ のお店があります。少しクセはありますが、 フレッシュタイプ(fresco)から熟成タイプ(stagionato)までいろいろ あるので、味見して見て下さい。

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オルチャ渓谷をドライブすると、広大な原っぱに点々と見える白いもの=羊の群れもよく見られますよ~。

その匂いから抜け出すと、もう門の外。この ムレッロ門 は1944年戦時中に崩壊しましたが、1955年に再建されています。ピエンツァの町を見下ろす天使たちの絵も可愛い。
この門の前はのどかな広場になっていて、地元民くつろぎの場(子供が遊べるちょっとした公園もあります)、そしてシエナやモンテプルチャーノから着く 遠距離バスの発着地もこの広場の近く です。

さて今まで気づかなかったのですが、 ツーリストインフォメーション はこの門を出て左側にありました。

sitopienza-2そして お手洗いのマークと矢印 が。観光地の公共トイレはほとんどが有料なのに対して、 ここは無料! 坂を少し下って左側、 トルコ式なのがやや難点 ですが、清掃は行きとどいていましたよ。

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それから戻って門に入り、すぐ右折した路地を行くと、また別の外周道。 陶器屋さん、靴の工房、リネンのお店、アート工房が連なる楽しい道~!こんな風に、アート工房の前の壁には作品が並んでいるし!どこかに入ろうかと思ったら・・・

ドン、ドコドコドンドン!と 何だか大聖堂の方から太鼓の音 が聞こえてくる??と大聖堂の方へ急ぐと・・・

 

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ジャーーーーストタイミング!!
日本人観光客御一行さまの連写を浴びながら、ピオ2世広場に太鼓隊が入場してきました。!

そしてイケメン騎手による旗のショーが繰り広げられました。これはきっと、何かあるに違いない・・・もしやもしや・・・??

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出てきたのは、就任したばかりの モンテプルチャーノ・ピエンツァ地域を統括する新・大司教 。実は ダンナの実家の教会で約30年前に初めて神父として赴任したドン・ステファノ で、今回の大司教任命に際して、昔の仲間でパーティをしたばかりだったのです。イースターにそっち行くから、とは言っていたものの、相手は大司教さん。ところが人ごみの中に私たちを見つけると、舌をペロッと出してウィンク してきました(笑)。

その後、彼の初めてのピエンツァでのミサがありまたが、私たちは家族がランチを待っているので、これにてピエンツァ散策終了。こんな感じの散策で、所要時間は約1時間半でした。

 

 ピエンツァは Tiemme社 のバス112番:シエナ(駅前+各地)~モンテプルチャーノ(バスステーション)線を通ります。シエナからは約1時間15分、モンテプルチャーノからは20分。 時刻表: シエナ → モンテプルチャ―ノ 、  モンテプルチャ―ノ → シエナ 。路線は、ブォンコンヴェントやサンクイリコ・ドルチャも通ります。

* ハイヤーでフィレンツェから、またはその他の場所から、ご希望に応じてピエンツァを含めた オルチャ渓谷  周遊も可能 です。ハイヤーについては、 こちら