フィレンツェ北東部カスターニョ・ダンドレアの「Ballotata 栗祭り」

秋のトスカーナ、10月と言えば栗!フィレンツェでは屋台の焼き栗、バールやスーパーでは郷土菓子の「カスタニャッチョ」が売られています。それだけでも楽しいですが、フィレンツェ郊外でも様々なローカル栗祭りが開催されているので、そこに行くのもおススメです!フィレンツェ近郊だと一番有名なのが、フィレンツェ北のマッラーディの栗祭り(10月毎週日曜開催)ですが、今回ご紹介するのは北東にある小さな村、カスターニョ・ダンドレアの栗祭り。その村の名前からも、栗(カスターニャ)の産地だというのが分かりますね!この祭りは、おらが村の休暇の家オーナーで、おらが村&この村のカゼンティネージ国立公園ビジターセンターを管理するカルロ&カテリーナが主催。今年は休暇の家に宿泊されるお客様も、彼らと一緒にこの祭りに参加しました。

トスカーナはイタリアでも有数の栗の産地で、栗のDOP(保護指定原産地)やIGP(保護指定地域)認証の数はイタリアいち。南部はアミアータ山一帯、北は近郊のマッラーディを中心としたムジェッロ地方が有名です。それらの保護とプロモーションのために、Vie del castagno(栗街道)という機関もあるくらい!栗祭りとしては、北部ではマッラーディが有名で10月の毎週日曜日に開催されていますが、もっとローカルな、外国人観光客がいない栗祭りなら、このカスターニョ・ダンドレアがおススメ。

小さな村の教会を中心に、左右に市が並んでいます。多くは栗の屋台ですが、おらが村のヤギチーズの生産者や、ハチミツなどのこの地方の生産物、ハンドメイドのニットやカバンなどの雑貨も少々。見ているだけで楽しいですし、加工品はお土産にも良いですね。

こんな小さな村なのに?ユーズドの家具や洋服のお店があり、この日は軒先にまでソファーや雑貨を出していました。

食事するところは教会の裏と、向かって右奥の屋台(パニーノ各種とポレンタ)と、左ずっと下りた先にあるチルコロ(公民館のような場所)ですが、後者は予約がないと入れないくらいの盛況ぶり!私は偶然おらが村のジジ友ファミリーに会い、ちょうど友人4人が来られなくなったので、彼らが予約したチルコロで食事することになりました。2交代制で満席!ぶっちゃけメニューもいたって普通なのに、なぜなのか分からないですが(苦笑)まぁお祭りで皆でここで食べるって言うのが恒例なんでしょうね。

私は黒キャベツのファリナータを。私のレシピには入ってませんが、ここのは白いんげん豆とひき肉のようなものも入っていて、結構こってりボリュームがありました。その他のプリモはミートソースのペンネ、メインは肉系のグリル各種、付け合わせはポテトフライでした。

その後は、目をつけていた栗粉のお菓子の屋台へ・・・栗粉のお菓子はカスタニャッチョが定番ですが、ここでは、ネッチという厚めのクレープを。栗粉をといただけの生地を両面焼き、そのまま丸めたシンプルなものか、はちみつ入り、はちみつ&ペコリーノ(羊乳)チーズ入りの3種類。私はチーズの気分じゃなかったので、はちみつだけにしましたが、ダンナ曰くペコリーノ入りも激ウマだったそうで・・・これは家でもできるので、また家で再現したいと思います。

そしてイベントを覗きに行こうと、国立公園のビジターセンターへ。ここではカゼンティーニ国立公園の地図や模型、その地の生態系や存在する動植物の解説展示のほか、書籍などの販売も行っています。秋は期間限定で、きのこ展・・・こうやってみると、食べられるもの、毒のあるもの、結構似てるのもあるので、ちゃんと知識がないと危険だってよく分かります。

これはポルチーニよりもさらに高級なタマゴダケ。展示は大分大きくなってからのものですが、もっと小さいものはサラダなどでレストランで出されます。私はいつもシーズン中に頼んでみるも、欠品ばかりでまだ賞味できていない幻のきのこ!今はちょうどきのこ大豊作なので、この秋にどこかで食べてみたいものです。

自然写真家の Valter Bernardeschi さんの講座。元々は地元トスカーナの風景写真からスタートしたそうなのですが、今ではカナダや日本にも撮影に赴く、BBCやナショナル・グラフィックなどにも写真が使われるなど、この分野ではかなり有名な方のよう!ただどう撮るか?のテクニックでなく、自然や動物をリスペクトすること、自然写真における記録写真と作品とは何が違うのかなど・・・私は待たせていた男衆が飽きてきたので途中退席しましたが、とても興味深い内容&動物の決定的瞬間がすごかった!

私は今回参加はしなかったですが、トレッキングガイドのカルロとのトレッキングイベントもあり、自然がとても美しいエリア。今年はまだ暑くて黄葉は少しでしたが、リラックスしてきました。ローカルなお祭りは行きにくい場所もありますが、行きにくい場所であるほど観光客もおらず、地元周辺の人だけのローカルさがたまりません!10月の後半にフィレンツェにいらっしゃることがあれば、おらが村の休暇の家に滞在してぜひカルロ&カテリーナと一緒に行ってみて下さいね。

ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報

Comune di San Godenzo(サン・ゴデンツォ市のカスターニョ・ダンドレアページ)

【Ballottata 栗祭り】
例年10月の第3・4日曜日に開催。栗をはじめとする地元の特産物やアンティークなどの市が出ます。トレッキングや自然写真撮影の講座なども開催。

【行き方】
月~土は、フィレンツェから1日1本(帰りも1本)直通バスが出ていますが(時刻表)、日曜のこの祭りに行くには公共機関の移動手段はありません。今回のお客様のように、当日朝早い電車で最寄り駅まで来て頂く、あるいは休暇の家に前日から滞在して頂ければ、この祭りの運営に携わっている休暇の家のオーナーと一緒に行くことができます(ただし、帰りは彼らの都合次第になります)。

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