オペラ好きの方ならきっとご存じの「Maggio Musicale Fiorentino」=フィレンツェ市立歌劇団。日本にも公演に行く世界的にも有名な歌劇団ですが、なんと、このマッジョのコンサートがおらが村で行われました!私がこれを知ったのは、友人のオペラ歌手で、マッジョの団員さんのパートナーでもあるMikiさんから・・・おらが村には何回かプライベートでも来て、一緒にご飯を食べたこともあるのですが、実際ロマーノさんが歌うのを聞くのは初めて!ていうか、オペラやオペラコンサートを見たのもかなーり前。これは絶対行かないと!と、久々にスカートなんかもはいちゃってお出かけしました。お供は一緒に駆け付けたMikiさんと、フィレンツェ北部田舎暮らし仲間のSawakinaちゃん。
トップバッターはいきなりロマーノさん。普段の明るくおしゃべりなロマーノさんのプロの顔!バリトンという低い声域(私はテノールしか知らなかった💦)で、地響きか?というほどの声量と迫力にびっくり~。そして歌だけでなくて、顔の表情、手やからだ全体のしぐさは「声楽家」だけでなくやっぱり「俳優」なんですね。
出演者は女性のソプラノ、メゾソプラノ、テノール、バリトンと4人。最後は4人で、誰でも一度は聞いたことがある Giseppe Verdi 「La Traviata」の「Libiam nè lieti calici」を熱唱&スタンディングオベーション!1時間半に及ぶコンサートは圧倒されっぱなしで、あっという間に終わってしまいました。おらが村の小さな映画館、私もお馴染みの場所だけれど、いつもと違う特別な夜になりました。
唯一残念だったのが、このコンサートの告知がおらが村でほとんどなされていなかったこと。Mikiさんから聞いた話によると、これはフィレンツェ市がマッジョやオペラのプロモ―ションの一環で、フィレンツェ県下の町に招致してもらう企画だとか。おらが村も招致に手を挙げたのですが、市の担当者が日程調整でマッジョ側といまいちコミュニケーションを取れてなかったようで、なんかいきなり!の決定。私はMikiさんから聞いていたからよかったけど、そうでなかったら絶対知らなかった・・・町の中にもポスターなどの告知はバール横の掲示板にペロッとA4の紙が貼ってあるだけ、会場の映画館には外にも中にも何のポスターも張り紙もなし!!あー、勿体ない、勿体ない・・・そしてマッジョの人だって、たとえ給料は同じでも、満席で歌う方が気持ちよいに決まってる。これに懲りずに、また来て欲しいなぁ~。
ちなみに、マッジョのホームである Teatro Comunale(市立劇場)だけでなく、フィレンツェの教会でもコンサートをよくやっています。フィレンツェ滞在中にオペラ鑑賞に興味がある方は下記リンクを参考にしてみて下さい。
サンタ・モナカ教会コンサート情報(日本語!)
St.Mark’s Opera&Concerts
これらの教会では、友人のMikiさんも出演してますので、どうぞご贔屓に!