連係プレーなし!患者が動きまくるイタリアの医療(重篤でない場合)

イタリアの医療制度は日本とは全く違います。月々の保険料はなく、登録されたホームドクターの診療は無料、薬、検査、専門医の診察などはホームドクターからの処方箋&依頼書で患者自ら購入または自ら薬局・保健所・フリーコールなどで予約を取ります。検査の場合は結果を持ってまたホームドクターの診察、と、全てが細切れの連係プレーなしのため、すっごい時間がかかるのです・・・(だだし、重篤な場合はこのケースに当てはまらないと思いますが・・・そう信じたい)

今回の私の場合は、3月に長男とドゥオモに上った後から、違和感のある右足の股関節。「ドゥオモに上ったからやな、年やしな、はっはっは」と笑いごとで済ませてました。違和感は抜け切れずとも、気にしなければ忘れる程度だったので放置していたのですが、8月末に歩くだけで痛いほど急にひどくなり、急いでホームドクターのところへ。そこからレントゲン検査→ホームドクターの再診察をしたのですが、骨には異状ないから筋肉系との診断。市販のジェルでも塗って様子見て、と言われ、友人に相談して針に行ったり、オイル塗ったり、ストレッチしたりしたものの、全く良くならないので、このあいだホームドクターを再訪。ならば一度、整形外科に見てもらえということで、整形外科診療の予約しに。幸い、すぐに空きがあり(それを逃すと3月!!!)診療を受け、今までの経緯を説明し9月のレントゲンの診断結果を読み、CDを見ると・・・「僕はこの診断結果は間違っていると思う」ええええ~!?

整形外科医によると、まず股関節のレントゲンで一番大事な、足をまっすぐにした状態での撮影が一枚もない(汗)、そしてレントゲン技師もホームドクターも見逃してるが(滝汗・ホームドクターなんて診断結果読んだだけでCD見なかったし)大腿骨の頭の部分が骨盤の受ける部分より大きいことによる炎症、だと言う・・・まず一番大事なレントゲン撮影されてないってどーゆーこと!?そして骨に異常なしという診断を信じて2か月も違うケアをしてきたのは何やったん!?時間とお金返せ―――っ!!!・・・それを言っても始まらないので、整形外科医の処方してくれた炎症止めの薬とサプリを服用する・・・と・・・翌日から、かなり、マシ。時間は少しかかると言われたけど、明らかに効いている!!正しい原因と処置が分かってほっとしたものの、何だかなぁ・・・はぁ。

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