ピエンツァ郊外にひっそりたたずむ、コルシニャーノ教区教会

ピエンツァは世界遺産に選ばれており、教皇・ピウス2世を輩出したこともあって、町の規模の割には立派なドゥオモがあります。観光客も多く訪れるオルチャ渓谷ゾーンの中心的な村ですが、そんな賑やかなピエンツァの旧市街から少し下りたところに、簡素なロマネスク様式の教会が残っています。正式名称は聖ヴィート・モデスト教区教会、通称コルシニャ―ノ教区教会。

教会は11世紀頃の建築ですが、一番古いのは正面右にある丸い鐘楼。教会右側は一度崩壊したこともあり、12世紀頃に再建されたそうです。中は、角柱で支えられたアーチがある3廊式。

石がそのままで目立った装飾もない内部。祭壇もとても簡素なものですが、入ってくる日差しに照らされて自然の美しさが際立ち、神聖ささえ感じられます。右側の奥には小さな階段があり、そこを降りると小さな小さな地下礼拝堂が現れます。

こんな小さな地下礼拝堂なのに、後陣がちゃんとあるのが可愛らしいですね。

目立った装飾はないものの、正面扉の周りには幾何学模様が、その上には女性の彫刻がある二連窓、また右側面にある扉周りの果物などの模様が美しいです。1925年の修復のおかげで、12世紀の趣を今もそのままに伝えてくれています。ちなみに内部にある質素な洗礼盤では、のちに教皇となるエネア・シルヴィオ・ピッコロ―ミニが洗礼を受けてたそうですよ。

ギャラリー(クリックすると拡大します)

 

基本情報

Pieve di Santi Vito e Modesto(Corsignano)
Piazza Dante Alighieri, 29 Pienza

アグリツーリズモのラウラに聞いたところ、朝~日没近くまで毎日開いているそうですが、確実に知りたい方はインフォメーションなどでご確認ください。旧市街の西の端の門から、徒歩で5分程度です。

ピエンツァ・ツーリスト・インフォーション
旧市街の西の端の門、出てすぐ左側にあります。


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