ボルセーナ湖周りの中心的な町「ボルセーナ」、てっぺんの城から湖を眺める!

ボルセーナ湖周りには素敵な村がたくさんあるそうですが、今回初めて行った私たちはやはり!ズバリその名も「ボルセーナ」、湖と同名の中心的な町に行ってみました。湖からは少し歩くので、車の方は旧市街近くのパーキングに駐車するのがベター。旧市街は大きくはないですが細長く、またお城に行くのに上るので、思ったよりは旧市街の中で歩くことになります。

私たちが旧市街に入ったのは、北西端にある「フィレンツェ門」。門に吊るしてある旗は、どうやらこの地区の旗のようなのですが、旧市街あちらこちらに掲げられていたこの写真左の旗は市章でもなく、何の旗かは分からず仕舞いでした💦ちなみにボルセーナ市章はこの旗のベースに使われている赤と黄色のシマシマ。

そこからはまっすぐ、目抜き通りのカヴール通りを行くと、サン・ロッコ広場に出ます。

その一角にあるのが、サン・ロッコの噴水。1400年代半ばまではメディチ家の支配下にあったこのゾーン、メディチの住居が立てられた際に、この噴水も建設されたそう。この広場の左側にお城へ行く路地があるので、先にお城へ行く方はここからどうぞ。この広場やカヴール通りにはずっとお店やバールが続きますが、お昼休みがあるお店が多かったです。それでも少し路地を入ると可愛らしい窓周りや、石造りの建物をはう植物など、イタリアの小さな村ならではの素敵なシーンにたくさん出会えます。

カヴール通りの終わりには別の門があり、教義での旧市街はここで終わりになります。門を出るとそこは、マッティ広場。写真右のサン・フランチェスコ教会は、現在劇場としても使用されています。広場にはその他に市役所、銀行などがあり、町の中心といった感じ。そこからはまたまっすぐ、レプッブリカ通りをまっすぐ行き、お城と並ぶ見所でもあるサンタ・クリスティーナ大聖堂がある広場にでます。ちなみにこの広場に出る手前に美味しいジェラテリア・Lolla があります!

下調べして行かなかったせいで教会は閉まっていた(号泣)この教会は何世紀にもわたって、フランチェ―ジナ街道を通ってローマへ向かう巡礼者たちを迎えてきました。その名にもなっているクリスティーナ聖女を祭ってっており、彼女の殉教と、聖体の奇跡が起こった場所としても信仰を集めています。

そして、来た道をサン・ロッコ広場まで戻ってお城へ。石畳のくねくね坂道を上っていきます。

フィレンツェ門の外や、マッテオッティ広場からもお城には行けますが、昼間は全部日なたでかなり辛そう。ここは狭い路地やこんなトンネルを行くので、徒歩で行く場合は一番楽だと思います。距離はそれほどないですが坂が急&滑りやすいので、歩きやすい靴がベター~私たちは湖水浴帰りでビーチサンダルだったので、特に下りが滑って怖かったです(苦笑)このトンネルを抜けると、お城の塔が見えてきます。

そして更に上ると、今度は湖も!

そしてお城に到着!

お城の別名は、モナルデスキ要塞。モナルデスキ家はカール大帝時代に遡るオルヴィエートの貴族で、1156年に建設されたこのお城を300年ほど所有していました。現在お城はボルセーナ湖博物館として、この地域のエトルリア時代からの歴史や環境などについての展示を行っています。上ってきた坂からまっすぐ「パノラマ」表示のある道や、お城の裏側の教会がある広場は、湖と旧市街が一望できるパノラマポイントですのでお見逃しなく!

またお城入り口のほぼ向かいにある路地は、中世からの石造りの建物が並ぶとっても情緒ある地区。その中にカフェやお店が入っているので、ここで一休みするのもいいですね。

ミュージアムや教会に入らなければ1時間程度、入っても3時間程度あれば十分に周れるボルセーナの旧市街。湖周りには他にも可愛い漁村のマルタ、モンテフィアスコーネ

ラツィオ州北部「モンテフィアスコーネ」、ボルセーナ湖を望む法王ゆかりの村

数キロ先には「死にゆく町」としても有名なチヴィタ・ディ・バーニョレージョやオルヴィエート、トスカーナ側ではマレンマ凝灰岩の村やアミアータ山など、見所が多くあります。数日滞在しても飽きなさそうなおススメのゾーンですよ。

ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報

【観光協会】
Visit Bolsena

【行き方】
最寄り駅はラツィオ州のMontefiascone-ZepponamiかViterbo、またはウンブリア州のOrvieto、そこからバス。前者はCOTRAL社、後者はUmbria Mobilita社の運行です。

湖沿いの村の他、人気の「死にゆく町」チヴィタ・ディ・バーニョレージョ、オルヴィエート、またトスカーナの凝灰岩の村、ピティリアーノソラーノソヴァーナなどと合わせて車で周るのもおススメです。

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