シエナ郷土パスタ・ピチを手打ちで!オルチャ渓谷の小さな村・モンティッキエッロで料理教室

オルチャ渓谷の小さな村・モンティッキエッロのレストランで、料理教室ができるようになりました!オルチャ渓谷での料理教室は、ロッカ・ドルチャのマルタでも行っていますがここは晩秋~春先まで休業のため、別の場所も探していました。冬季もやっているだけでなく、ここの目玉は、何といっても手打ちのピチを習えるところ。ピチとはシエナ県を中心とした南トスカーナの郷土パスタで、うどんのような太い、モチモチとしたロングパスタなんです。1本1本打つの手間がかかり、レストランでも手打ちでなく製麺所から仕入れている所が多いほど。

場所は、モンティッキエッロの門を入って徒歩3分ほどの新しくできたレストラン・ダリア。ダリアは人気レストラン・La Portaのオーナーでしたが、元々お父さんの代から持っていたこのレストランとB&Bに集中するため、La Porta を手放すことに決めたのです(本当は娘さんと一緒に両方やるはずが、双子ちゃんを出産してそれどころではなくなったらしい)。三角形のハシゴと小さな植木が目印です。外からはあまり中が見えないのですが、入ってすぐの、スタイリッシュな内装にびっくり。

コテコテカントリーでもない、モダンで冷たい感じもしない、絶妙な雰囲気。屋根やアーチのレンガ、使い込んだアンティーク仕上げの羽目板や家具、照明やワインボトル壁掛けに使った天然素材が温かみを感じさせてくれるのでしょう。

こんな素敵なロケーションで、料理レッスン開始!先生は、ホールスタッフのダニエーレさん。

シェフではありませんが、家で手打ちパスタを家族に振舞うほどの料理好きで、本当に見事な手さばき!そして分かりやすく優しく教えてくれます。メニューはピチのアリオーネ(にんにくの効いたトマトソース)、なすびのチーズ焼き、パンナコッタの3品。メインで一番時間がかかる、手打ちピチから作業を初めていきます。ピチには卵が入らず、基本、水と小麦粉だけ(まさに外観も味もうどんっぽい!)。これをしっかりこねてモチモチの生地を作るのが、意外と難しいのです。

それでも、ダニエーレが様子を見ながら教えてくれるので大丈夫。分量に絶対はないので、水や小麦粉も少しづつ足して、手で感覚を覚えていく感じ。生地ができたら1センチくらいの厚みに伸ばし、乾燥防止のためにオイル+ラップで寝かせておきます。

その間に、今度はナスを準備。皮を残すわけでもなく、全部向いてしまう訳でもなく、ストライプに向くことで、見た目も口当たりも味も良くなります。それをオーブンで下焼きしている間に・・・

1本1本、ピチを伸ばしていきます!これが楽しそう~私は両手でグリグリ伸ばしていくのかと思っていたのですが、片方の端を持ったまま、もう片方の手だけで伸ばしていきます。これが均一の太さになるようにするのが難しそう・・・1本の中での太さの違いはもちろん、1本1本の太さの違いも重要。手打ちなので多少の違いはもちろんあって当然なのですが、あまりに違うと茹でた時に固さの違いが出てきてしまうのです。

ダニエーレの美しい手さばきを動画でどうぞ!

その後、ナスの仕上げをして、オーブンで焼いたりパスタの茹で時間の待ち時間に、スプマンテを片手に村を散策~これがもう、極上の贅沢!歩いてる他の人から、めちゃめちゃ羨望の眼差しで見られます(笑)

 

散策から帰って来たら、テーブルセッティングも完了、お楽しみの食事です。もちろんワイン付きで赤か白が選べるのですが、それがハウスワインでなくちゃんとしたボトルで~代理店さん経由で通訳で行った、モンテプルチャーノのビオダイナミック農法のワイナリーのものでした。

ナスのチーズ焼き、定番はオーブン皿に敷きつめて焼いてから切り分けるのですが、こうやって重ねてタワーにすると、見た目もオシャレ。そして定番はパルミッジャーのチーズですが、ここではピエンツァの特産であるペコリーノチーズ(羊乳のチーズ)のフレッシュタイプを使用してます。

そしてお待ちかねのピチ!トマトソースはピューレにすることもありますが、ここは敢えて、トスカーナの家庭の昔ながらの食べ方で。モッチモチのピチと濃厚なチーズと絡まって最高!もちろん、自分たちの手で作ったものだから、味わいも違いますね。

パンナコッタは本当に簡単なので、散策前にブルスケッタ&スプマンテでアペリティフをしながら、ダニエーレが作るのを見て聞いて、になります。後でレシピ(英語)ももらえるので、日本でも再現できますよ。


最後の〆は、やっぱりエスプレッソ。到着の時にも出してくれた、このクッキーがめちゃめちゃ美味しくて癖になる~!と聞いてみたら、こちらもこのレストランのお手製。あまりにお客様が気に入ってくれたので、このクッキーのレシピも追加してもらいました。

お別れ前に皆で記念撮影!真ん中のショートカットの婦人がオーナーのダリア、その右がエスプレッソなどを振舞ってくれたスタッフ、その右が先生のダニエーレ。教室は10時~ランチ終了が14時くらい。オルチャ渓谷の観光の間に半日、村散策や絶景巡りとはまた違う、美味しい体験をしにぜひお越しください!

ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報

【料理教室】
原則的に月~金の10時~14時のランチ。最低2名~、イタリア語・英語対応可能です。

【行き方】
モンテプルチャーノから通学用のバスが1日1本のため、車でしか行けません。オルチャ渓谷の他の場所と組み合わせてハイヤーで来られることをおススメします。ハイヤーについてはこちらをご覧ください。

【フィレンツェ発着1日ツアー、料理教室+ピエンツァ
お1人260ユーロ(4名参加の場合)、420ユーロ (2名参加の場合)、フィレンツェ発着のハイヤー・日本語通訳、料理レッスン(ランチ)。8時出発~19時着予定。

フィレンツェ以外発着、宿泊、ピエンツァ以外の観光など、ご要望などもお問合せ下さいね。

お問合せ&お申し込みは、こちら

人気ブログランキングへ
イタリア情報ブログランキング
  

関連記事

  1. 「世界一美しい天然温泉」、サトゥルニアのムリーノの滝

  2. シエナ近郊でアクセス簡単!城塞の残る「イタリアの美しい村」ブォンコンヴェント

  3. オルチャ渓谷の世界遺産の村、ピエンツァ

  4. トスカーナ(フィレンツェほか各地)でウェディング・フォトツアー

  5. 「トスカーナのペコリーノチーズ」の3つの食べ方

  6. 【我が家の食卓】余ったボッリートを美味しく&無駄なく食べる「フランチェジーナ」

  1. フィレンツェ近郊の田舎で「スロートレッキング&地元食材の料理」…

    2019.12.10

  2. 冬になると恋しくなる、日本の冬の風物詩・3つ

    2019.12.09

  3. 中世のマンハッタン!世界遺産の塔の町「サン・ジミニャーノ」

    2019.12.08

  4. 日本人妻を持つ、イタリア人男性のお弁当の中身公開!

    2019.12.07

  5. 私が混乱した「トスカーナ弁」その3・piacere でなく garbare

    2019.12.06

  1. 久々のスタジアム観戦「フィオレンティーナVSガラタサライ」

    2019.08.13

  2. 走行中の車窓からの撮影テクニックと、画像処理の方法

    2018.08.05

  3. 世界遺産の大パノラマを960mから見渡す!ラディコーファニの要塞

    2018.04.01

  4. 通訳アテンド同行で安心!電車&バスで行くワンディトリップ

    2018.03.19

  5. 食材ほとんどが自家製!フィレンツェ北部の田舎でマンマの料理レッ…

    2018.02.01

Copyrighted Image