「日本にはない?イタリアの中学校の教科」をシリーズ化して記事にしておりますが、イタリアの中学校としてはおらが村の中学校なんて普通。普通どころか、超小規模校ゆえに、ないもの、出来ないものの方が多いかもしれません。しかーし!!今年に入ってからの特別授業がなんかすごい面白そうで、長男から話を聞くのが楽しみなほど・・・それは何かというと、アニメの授業!アニメって日本は当然ながら(日本のアニメは世界一)、イタリアでも人気あるのですが、それをどうやって作るか?それだけではなく、自分たちで作ってみる、という授業なんです。
先生はもちろん、プロのアニメ専門家。カルトゥーン・ヴィレッジというアソシエーションで、イタリア中の学校にてアニメの特別授業を行っています。おらが村の中学校のような財政難の学校で、なぜこんな特別授業が行えるのか?それは、カゼンティネージ国立公園の助成金。
※カゼンティネージ国立公園の一部が、ブナの原生林で世界遺産に指定されています。
トスカーナ北東部からエミリア・ロマーニャの南東部にかけてのこの国立公園、フィレンツェ側からの入り口、ということで、おらが村にはビジターセンターもあるんです(管理人は休暇の家のカルロ)。そしてこのアニメでどういうストーリーを作るか?というと、おらが村には欠かせない?この国立公園と、特産の白桃・レジーナ桃。この2つの要素をストーリーに盛り込んで、実際にアニメを作っていくと言うのです。最初は皆でストーリーを考える・・・この様子がなんと、カルトゥーン・スクールのFBページにミニ・フィルムが出ていました!全員知ってるだけに(おらが村には1クラスしかないので、年少から中3まで基本的にずっと同じクラスメイト)、それぞれの性格がでてて笑える・・・やはり長男は一言もしゃべっていない💦(ま、彼だけじゃないけど)
この後の授業では、作画と音楽と2つに分かれ、それぞれ作業。
最後の授業!効果音録音が面白い!
編集はプロがやってくれるそうですが、お披露目は5月の初旬・・・公開が楽しみです!