ロマネスク様式のファサートのない教会、ソヴァーナのドゥオモ

「イタリアの美しい村」にも選ばれている、マレンマ地方の凝灰岩の村・ソヴァーナ。小さな小さな村のはずれに、村の規模と比べると大きな聖ピエトロ・パオロ大聖堂があります。実際、この地域はもちろん、トスカーナを代表するロマネスク・ゴシック様式の教会となっています。

東西に長いソヴァーナの村を東の奥まで行くと、こんな風に後陣が見えてきます。元々はパレルモの司教・マミリアーノがソヴァーナを訪れた後に5世紀頃に司教座が建設され、その後8世紀頃に大聖堂の建設が開始。14世紀には、司教の建物がくっついて建設されてファサートがない、という、ちょっと変わった作りになっています。

それでは大聖堂の正式な扉は?というと、後陣から見て右側にあり、その扉の周りには花や渦巻き、騎士などの文様がありとても美しいです。一方、観光客の入り口は一番奥、司教の建物の入口から入ってチケットを買い、大聖堂へ。

教会の建設にも凝灰岩がたくさん使われ、そのせいか?他の地域で見る教会とは何だ違う雰囲気です。華美な装飾はなく、凝灰岩のベージュが明るく、開放的な印象を与えてくれます。内部は三廊式で、天井はヴォールト天井。左側廊の奥には、聖マミリアーノの遺体が保管されています。一方、右側廊の奥からは、クリプタへ下る階段が。

その他にも、内部には15世紀の洗礼盤や石棺、柱頭や壁に見られるキリスト教の伝統的な文様やフレスコ画など。全てが素朴なのに、なんだか上品な雰囲気に満ちた空間になっています。

ギャラリー
基本情報

Cattedrale di Santi Pietro e Paolo (Duomo di Sovana)
Via del Duomo, Sovana
毎日10:00-18:00

ソヴァーナの村、行き方などはこちらを参照してください。

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