マレンマ・モンテメラーノ、ハート形の「イタリアの美しい村」

サトゥルニアのムリ―ノの滝から、車で5分ほどにあるモンテメラーノ。「イタリアの最も美しい村」には、トスカーナからは20つが選ばれていますが、そのうち5つ:ピティリアーノソヴァーナジッリオ・カステッロ、ポルト・エルコレ、そしてこのモンテメラーノ、がマレンマ地方の村なんですよ。

車で村の入り口に着くと、村の地図があるんですが・・・村の形がハート形!もうこれだけで、期待が高まりますね。モンテメラーノは1200年代、この地域を治めていたアブランデスキ家の意向でつくられた村。1300年代にはその統治はオルヴィエートのボスキ家に、1400年代にはシエナ共和国に、最後には他の同地域の村と同様、トスカーナ公国に移ります。統治が変わっても、村の原型はほぼ現在でもそのまま残っていて、まさに中世の村にタイムスリップしたかのよう。

見た通り本当に小さな村なので、迷うことはありません。まずは南側の門から入って、散策してみましょう。

まずは、入ってすぐのイタリア通り。お店やレストランが並ぶ、いわばメインストリート?私が行った時はまだでしたが、春~夏は店先の花が満開で、まさに童話の世界・・・一方、私が行った時は、地元のおっちゃんが談笑してたり、工事中のつなぎ服のおっちゃんやトラックがあり、それはそれで絵にはなった?地元の様子が見られてそれも楽しいものです。

更にまっすぐ進むと、ちょうど入った門とは逆側の北側の門に出ます。

モンテメラーノに城塞が作られたのは、アルドブランデスキ家が村を建設した1100年代のこと。それからシエナ共和国時代に増強や塔の建設などが行われますが、一番古い部分が、この北側の部分です。城塞にくっついているのが、14世紀建設のサン・ジョルジョ教会。中は1400年代の絵画が残っていますが、面白いのが「ネコの出入り口の聖母」と呼ばれるもの~その名の通り、扉に描かれた作品だったため、右下に猫が出入りできるように穴が開いているんです。

そこから村を一周するように道に沿って歩くと、右側に階段が・・・そこから、路地と小さな広場が入り組んだ「村の核」となるゾーンに入ります。

扉の上の小さな陶器パネルのおかげで知ることができたのですが、この建物は、サン・ロレンツォ教区教会の修道院だったのですって。そういうちょっとした歴史を辿りながらの散策は、心がワクワクしますね。

そして路地を歩いてるうち、たどり着いたのが中心にあるカステッロ広場。いつも旅行サイトや小さな村サイトで見る、この村を代表する美しい広場です。

私たちがこの写真の奥から入ってきたのですが、南側の門を入ってすぐ右斜め前の坂道を上り、アーチを抜けるとこんなアングルになります。石畳、アーチ、古い木の扉、石造りの建物とそれをつたう植物・・・小さな村好きの人がゾクゾクするエッセンスが、ここに全て凝縮されています。

村の散策は30分程度で済んでしまうほどですが、村の規模に比べると宿泊施設が充実しています!サトゥルニアのムリ―ノの滝までは車で5分ほどなので、温泉後に近くで宿泊したい時にも便利ですし、マレンマ地方全体を見てもほぼ中央にあるので、マレンマ地方を周るときの拠点にも~海側のオルベテッロには車で50分、山側の凝灰岩の村・ピティリアーノまでは車で30分ほど。また、ミシュランガイド常連の有名女性シェフのレストラン・Da Cainoも旧市街にあります。

ギャラリー(クリックすると拡大します)
基本情報

 Pro Loco Montemerano – フェイスブックページ

【行き方】
鉄道利用ならグロッセート駅が起点。グロッセート駅からは日に1本ですが直通1時間20分、グロッセート駅までは早朝2本便があります(時刻表:グロッセート→モンテメラーノモンテメラーノ→グロッセート)。あるいはグロッセートから41P番でマンチャーノで17P番に乗り換えも。詳しくはTiemme社グロッセート地方路線図参照。バスの乗り方などについては、こちらを参照ください。

公共交通機関は時間がある方・旅慣れた方しか難しいので、効率よく周るにはハイヤーが便利です。一緒に周る村としては、サトゥルニアの天然温泉や凝灰岩の3つの村(ピティリアーノソラーノソヴァーナ)、カパルビオポルト・サント・ステーファノなど。ハイヤーについては、こちらを参照ください。

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